ブラックリストの主婦の場合は借入が困難

サラリーマンが急にお金が必要になったら、銀行や信用金庫、ノンバンクや消費者金融と利用できる金融機関は山程あります。勿論審査に受かるかどうかという問題がありますので、必ずしもキャッシングができる訳ではありませんがその方法は沢山あるのです。では主婦の場合、それも収入0円の専業主婦はキャッシングは可能なのでしょうか?今回は専業主婦が可能なキャッシングの方法について調べてみました。

1. 専業主婦の消費者金融でのキャッシング

消費者金融を利用する場合は「総量規制」という法律の規制があります。「総量規制」とは何かというと、一人の無担保ローンの借り入れの合計額が、原則その人の年収の1/3迄に規制される事になったのです。例えばり年収300万円の人が、消費者金融で借り入れする事が可能なキャッシング合計額は100万円という事になり、複数の金融業者からの借入がある場合でも、100万円が上限になります。つまり、「総量規制」開始後においては年収0円の専業主婦は新規の借り入れができないという事にったのです。

2. 「総量規制」の例外「配偶者貸付」

総量規制は原則として個人ごとに年収等の1/3を基準としますが、配偶者と併せた年収の1/3以下の借り入れができる制度があります。それが「配偶者貸付」制度です。つまり本人に収入が無くても配偶者に収入があれば、その年収を合算して収入を計算出来るというものです。例えば専業主婦a子さんの夫の収入が300万円であり、この「配偶者貸付」制度を利用すれば、a子さんでも300万円の1/3の100万円迄キャッシングが可能だという事になるのです。 但しこの「配偶者貸付」制度を利用する時は夫の同意と夫婦関係を示す書類の提示が必要になって来て、当然ながら今後の夫のキャッシングの利用額に影響が出て来る事になるので注意が必要になります。

3. 銀行でのキャッシング

「総量規制」は消費者金融を規制した法律です。ですので銀行や信用金庫等での融資はこの「総量規制」の対象となりません。銀行や信用金庫によっては、主婦でもキャッシングを利用できる所もあるのです。近年銀行や信用金庫は収益機会を求めて、消費者ローンに軸足を移してきました。ですので大手銀行を中心に専業主婦を対象としたキャッシングの商品が多数存在します。しかし、金額は10万円や30万円、又は50万円等が殆どで、100万円のキャッシング等は見られません。収入0円ですから当然の事と言えます。

4. 専業主婦とブラック

もしブラック情報をもつ専業主婦が、キャッシングを利用したいとしたら可能なのでしょうか?ネットで色々調べてみると、誘い文句は沢山ある様ですが、銀行以外の貸金業者は法律で年収の上限がありますので、残念ながら「配偶者貸付」制度を利用しない限り年収0円の専業主婦のキャッシングは、ブラックでなくても無理だと思われます。もし、ブラックの専業主婦に対してキャッシングをするというのであれば、法律に抵触している可能性がありますし、その事はその業者が正規の貸金業者でない(つまり闇金)可能性が非常に高い事を意味します。正規の貸金業者は、法律を順守しないと免許を取り上げられて営業できなくなりますが、そもそも闇金は免許をもっていませんし闇金に法律を守る気持ちはこれっぽっちもないからです。

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