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防止策はあるのか? 性犯罪防止マニュアル
■アンドロゲンが性犯罪者の脳に影響か?■
アンドロゲン(男性ホルモン)が人間の神経系に作用して、
犯罪に結びつく攻撃性を高めているということを
あなたはご存知だったですか?
先日、新聞紙上を賑わした、約9年前に起こった事件の
山口県光市の母子殺害差し戻し審判決で当時18歳の少年に
死刑の判決がでましたね。
セクハラ、痴漢、下着泥棒など、性犯罪者にもいろいろありますが、
この事件のように、もっとも極悪非道なのは強姦(レイプ)だろうと思います。
そして、できることならそうした性犯罪を犯すのは、
異常者であってほしいと思います。
そうでなければ、身近な知り合いや友人、親兄弟でもあってもレイプ犯に
なる可能性があるかもしれないからです。
レイプ犯に心理テストを行なった結果、
ほとんどの場合は特に変わった特徴や精神異常は
疑われなかったそうです。
むしろ、調べれば調べるほど、そうしたレイプ犯の「正常さ」が
浮かび上がってくるのが実情のようです。
たとえば、女性に対してレイプの被害に遭わないように、
「夜道の一人歩きはしないように」との忠告がしばしば聞かれますが、
これはレイプをするようなヤツは見ず知らずの変質者、性犯罪者が、
前提となっていますが、
でも、悲しいことに、実際に報告されたレイプの約半数は
普通の家の中でおきており、
しかも、その半数が顔見知り以上に
親しい間柄にある人物の犯行だそうです。
身近な人物にレイプされた場合、
赤の他人にレイプされた場合に比べて
被害者は訴えでない傾向が強いです。
ですから、報告されない水面下の犯行を含めると、
この割合はさらに高くなると考えられますね。
それでは、性犯罪者の加害者はよほどの欲求不満から、
つい魔がさして犯行に突っ走ってしまったのかというと、
これもまたそうではないようです。
もともとレイプする気はなかったが、ついついムラムラと衝動的に
レイプしてしまった。と加害者が主張するケースは
全体の一割前後しかないようです。
つまり、約九割のレイプは計画的に行なわれたことになります。
そして、ほとんどの加害者には、わざわざレイプという手段をとらなくても
セックスができる相手がいるという、
妻帯者か恋人がいる人物ということになります。
男性にとっては耳が痛い話だが、
積極性や攻撃性、ちからの誇示、縄張りの拡大といったオスの本能が、
時としてレイプというかたちで出現するのかもしれません。
実際、ある種のアンドロゲン(男性ホルモン)は人間の神経系に作用して
犯罪に結びつく攻撃性を高めることが明らかになっています。
また、性欲・食欲・攻撃性という、動物としての本能である欲望は、
それをつかさどる中枢が脳のきわめて近い部分にあって、
互いに影響されやすいという話もあります。
それと、性フェロモンの影響も考えられるかもしれません。
異性の性行動を誘発する性フェロモンとは、
果たして私たち人間にあるのかどうか、企業や研究機関の専門家が
調べていますが、いまだに確定されていません。
しかし、人間には人間の性フェロモンが感じられなくても、
動物にはわかるらしいです。
たとえば、アメリカのオクラホマ州には、月経期間中の女性は、
においでイノシシやオオカミを呼び寄せてしまうので、
立ち入り禁止としている森があったというし、
モンタナ州の森でキャンプ中の女性がクマに襲われて殺された事件では、
被害者はいすれも月経期間中だったとのことだったそうです。
そしてラットの実験で確認されている鋤鼻(じょび)器官という、
フェロモンを感知する鼻腔内の組織は、
人間にも存在することがわかっています。
アンドロゲンが発生している性犯罪者が無意識のうちに、
その性フェロモンを感じているとしたら、まさに動物的というか、
やはり、男はオオカミなのだろうか? あなたはどう思いますか?
ほんどの男性が生涯において、レイプなどという卑劣な性犯罪を起こすことが
ないのも事実です。
女性には親しい間柄でもきを抜かないで、忠告をしなければなりませんが、
その一方で、過度な男性不信に陥らないように願っています。
◇「耳の感度とは?ゾクゾクするのはなぜ?」につづく。
◇「不義・不倫は本能化?」にもどる。
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