I would like to be healthy!
■うつ病はガン患者が多い?■
うつ病は、意外に本人の自覚が薄く、周囲の人にもなかなか分かりにくい
特徴があります。
たとえば、ガン患者がうつ病なった場合、家族も医療スタッフもそれと
気づかないで判断を誤ってしまう可能性もあります。
ガンと診断されて間もないころであれば
「生死にかかわる重大な病気にかかったのだから、ショックで落ち込む
のは当たり前だろう」とか、
ガンが進行して容態が改善しない時期だと
「こんなつらい状態なのだから、気分も明るくならないだろう」とか、
うつ病症が軽症にとどまれば自然に治ることもありますし、
ガンと違ってうつ病そのものが命にかかわるということはありません。
しかし、重症になったうつ病が見過ごされ続けてしまった場合、
自殺という最悪の筋書きになることもあります。
うつ病がひどくなると
「自分のせいで周囲に迷惑を掛けている」
という自責の念が非常に強くなり、
「自分さえいなければ迷惑を掛けなくて済む」
「自分が消えてなくなるしかない」
といった一種の視野狭窄(きょうさく)の陥ってしまい、
悲観的に絶望的な孤立感にさいなまされて、
自殺という行動につながるようです。
ガン患者の自殺率は一般人口に比べて約2倍との調査があり、
また自殺の原因として最も多いのはうつ病だといわれています。
いかにガン患者の自殺を未然に防ぐか。
そのためには、医療スタッフはもちろん、患者や家族も不幸な自殺に
つながらないよう、うつ病に早く気づいて治療することが大切です。
何よりも、うつ病の7〜8割は、治療をきちんと受ければ回復するのですから
うつ病になっても決してあきらめることはありません。
うつ病になった人に対応する際には、
つらい気持ちをよく聞いて、もう無理をしなくてもよいことを
十分保証してあげることが基本です。
ただ、うつ病は、話を聞くだけではなかなかよくなりませんから、
クスリによる治療が必要です。
「クスリでうつ病がよくなるなんて信じられない」
という方もあるかもしれませんが、
うつ病は脳の働きが停滞している状態ですから、
治療の中心は実はクスリによる脳の活性化なのです。
◇「糖尿病=「砂糖」のとりすぎは大きな誤解」にもどる。
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